むくみ、血尿、頻尿、残尿感、腰痛、高血圧…。これらの症状は、もしかしたら腎臓の病気のサインかもしれません。腎臓は、体内の老廃物を尿として排出し、水分や電解質のバランスを保ち、血圧を調整し、ホルモンを産生するなど、生命維持に不可欠な多くの重要な役割を担っています。「沈黙の臓器」とも呼ばれ、機能がかなり低下するまで自覚症状が現れにくいという特徴があるため、早期発見と適切な対応が非常に重要です。では、腎臓の不調が疑われる場合、まずどの診療科を受診すれば良いのでしょうか。最初に相談すべき診療科としては、内科または腎臓内科(腎臓専門医のいる内科)が挙げられます。内科医は、全身の様々な症状に対応しており、腎臓病の初期診断や原因の特定において中心的な役割を担います。問診(自覚症状の有無、既往歴、家族歴、服用中の薬など)や診察、そして尿検査や血液検査を行うことで、腎機能の状態(クレアチニン値やeGFRなど)、タンパク尿や血尿の有無、電解質バランスなどを評価します。腎臓内科は、その中でも特に腎臓の病気に特化した診療を行います。より専門的な検査(例えば、腎生検や画像検査など)や、腎不全の進行を抑えるための治療、透析療法の導入・管理など、高度な医療を提供します。また、泌尿器科も、腎臓に関連する病気を扱う診療科です。特に、尿路結石や腎臓がん、膀胱がん、前立腺肥大症といった、尿の通り道(尿路)や、腎臓・膀胱・前立腺などの泌尿器系の臓器に構造的な異常がある場合、あるいは血尿や排尿困難といった症状が主な場合は、泌尿器科が専門となります。かかりつけ医がいる場合は、まずその医師に相談し、症状や検査結果に応じて適切な専門科を紹介してもらうという方法も良いでしょう。大切なのは、自己判断せずに、気になる症状があれば早めに医療機関を受診し、専門医の診察を受けることです。