子供が水疱瘡!親が未罹患かもしれない時の対処
自分の子供が水疱瘡にかかってしまった時、親として心配なのはもちろんですが、もし自分が過去に水疱瘡にかかったかどうかわからない場合、さらなる不安がよぎるかもしれません。大人が水疱瘡にかかると重症化しやすいと言われているため、子供からうつってしまうのではないかと心配になるのは当然です。まず、子供が水疱瘡と診断されたら、家庭内での感染対策をできる限り行うことが大切です。水疱瘡は空気感染、飛沫感染、接触感染で広がります。可能であれば、看護する人を罹患歴のある人やワクチン接種済みの人に限定するのが理想ですが、現実的には難しい場合も多いでしょう。看病する際は、マスクを着用し、手洗いやうがいを徹底することが基本です。子供が使ったタオルや食器は共有せず、こまめに洗濯や消毒を行いましょう。そして、もし自分が水疱瘡の罹患歴が不明で、抗体もない可能性がある場合は、速やかにかかりつけ医や内科に相談することをお勧めします。特に水疱瘡の子供と濃厚接触した場合、潜伏期間(通常10日から21日程度)を経て発症するリスクがあります。医師に状況を説明し、抗体検査を受けるか、あるいは予防的にワクチンを接種するか(接触後72時間以内であれば発症予防や軽症化の効果が期待できるとされる「緊急接種」)、または抗ウイルス薬の予防内服を検討するかなど、専門的なアドバイスをもらうことが重要です。自己判断で「大丈夫だろう」と放置するのは避けましょう。特に、他に小さな兄弟姉妹がいる場合や、職場などへの感染拡大を防ぐためにも、早期の対応が求められます。子供の看病は大変ですが、ご自身の健康管理も忘れず、不安な点は医療機関に相談しながら乗り切ることが大切です。