2025年9月
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気管支炎かも？最初に相談すべき診療科
咳や痰が続く、息苦しさがある、熱っぽい…。このような症状が現れたら、「気管支炎」かもしれません。気管支炎は、気管から肺へとつながる空気の通り道である気管支に炎症が起こる病気です。原因や症状の程度によって、適切な治療が必要となるため、早めに医療機関を受診することが大切です。では、この気管支炎が疑われる場合、まずどの診療科を受診すれば良いのでしょうか。最初に相談すべき診療科としては、内科または呼吸器内科が挙げられます。内科医は、風邪やインフルエンザといった一般的な感染症から、気管支炎、肺炎など、幅広い呼吸器系の症状に対応しています。まずはかかりつけの内科医に相談し、初期診断と治療（解熱鎮痛剤や咳止め、去痰薬、場合によっては抗菌薬など）を受けるのが一般的です。呼吸器内科は、その名の通り、気管、気管支、肺といった呼吸器系の病気を専門とする診療科です。症状が長引いている場合や、咳が非常に強い、呼吸困難がある、あるいは喘息やCOPD（慢性閉塞性肺疾患）といった基礎的な呼吸器疾患がある場合には、呼吸器内科での専門的な診察が推奨されます。呼吸器内科では、胸部レントゲン検査やCT検査、呼吸機能検査、喀痰検査（痰の検査）などを行い、気管支炎の原因や重症度をより詳しく評価し、専門的な治療（吸入薬や特殊な抗菌薬の選択など）を行います。また、耳鼻咽喉科も、咳や痰の原因が鼻や喉の炎症（例えば、副鼻腔炎による後鼻漏や、咽喉頭炎など）にあると考えられる場合に、相談先となることがあります。特に、鼻水や鼻づまり、喉の痛みといった上気道の症状が強い場合は、耳鼻咽喉科での診察が有効です。子どもの場合は、まず小児科を受診しましょう。自己判断で市販薬だけで済ませたりせず、症状が気になる場合は早めに専門医の診察を受けるようにしましょう。